会社の成長か、企業の成長か
先日、人事制度や採用に関するセミナーに参加しまして、
最新の人事制度を取り入れている企業の代表の方のお話をお聞きしました。
評価制度にKPIを取り入れ、
その目標達成度合いを元に昇給や降給を決めているそうです。
目標達成度合いが2年連続最低レベルだと降給の対象者となるそうで
その方曰く「そういう成長できない人は、他社に行った方がいいと思う」との事。
いきなりこの言葉だけだと、ちょっととげがありますが、
もう少し詳しく言っておられました。
会社はどんどん成長して行っている。
会社を成長させることが一番の目的。
その成長についてこれない社員は当社では幸せになれない。
全員の幸せを追求するのであれば、他社へ移った方が良いと進言する事もあってもいいのでは?
部下の成長に、上司が時間をとられすぎる事も不毛です。
との事でした。
人それぞれなので、その方の意見が間違っているとは言いませんが
私とは違うなと感じました。
私は、
会社は人が「成長する場」だと思ってます。
地域社会に企業が提供する価値の中には
「地域の人を育てる」という事も含まれていると思ってます。
会社の一番の目的、存在意義は「社員を育てる事」
そのために、社業を発展させたり利益を出し続けて永続させる必要があると考えています。
会社の成長
社員の成長
目的と手段がその方と私は逆だったというだけの事。
以前にもブログで書いた「いい人」と「優秀な人」の違いも関わって来るかもしれません。
私の中で、大事にしたい「いい人」の定義は
周りに「良い影響を与える人」です。
不器用で、なかなか成長できていなくても
頑張っている姿を見せる事が周りに良い影響を与え、
上司含めて助け合いながら目標達成をしていく。
仲間との絆やチーム力を大事にしたいのです。
もう一度言いますが、
良い悪いの話ではありません。
私はこう思う。というだけの事。
リーダーは「強烈な思い込み」が必要。
これも以前に書きましたね。
自分の芯にこの考えをもって
ブレずにいきます。