優秀な人。いい人。
見返したら、先週の記事のタイトル付けるの忘れてました。
今さら付け直す気にもならないので
先週はノンタイトルのままで通します。
先週末はとある大学のキャリア課さんが実施した講演会に参加しました。
また、今週は採用コンサルさんとお話ししました。
毎日の様にリクルート系のメールもたくさん届きます。
そんな中で頻繁に出てくる言葉
「優秀な学生」「優秀な人」
2024新卒採用に向けて、優秀な学生層はすでに動いていますよ!
とか、
優秀な学生を採用するため
とか、
優秀な学生と接点を持つためのポイント
とか、
優秀層
とか、
「優秀」の基準って何なんでしょう。
成績が良い
偏差値の高い学校
記憶力が高い
計算能力が高い
数値で測れる指標を基準にしていませんかね。
会って話をする前の書類選考ってまずそういう事ですよね。
そのくせ
主体的に動けるか?
自分の意見を持っているか?
未来の自分像を持っているか?
面接での質問でこういう事を聞かれます。
全員に同じスーツを着させて
同じ靴を履かせて
同じ髪型をさせて
本気でその「人」を見ようと思うのならば
その人の一番好きな服と靴と髪型を見てみたい
って私は思うんです。
実はきちんとルールを守れるか
を確認しているのではないでしょうか?
「優秀な人」っていうのは
会社が求める能力や仕事を
会社のいう通りにやってくれる人
の事を言ってませんかね。
もしも、一般的に優秀な人をそう提議するのなら
私は違った基準で考えたいと思います。
「いい人」
尊敬する方がおられる高知県のネッツ南国の横田会長が
創業した当初、自ら採用活動をしている際には
「とにかくいい人を入れたい」
と考えていた。と著書やインタビューで話しておられました。
その時から、「いい人」ってなんだろう?
と、考えていましたが
最近、分かりました。
私の中のいい人は
「周りに良い影響を与える人」
です。
いくら仕事が出来ても
早く業務をこなせても
計算が早くても
記憶力が高くても
ルール通りに動けても
普段からイライラしていたり
ムスーっとしていたり
挨拶に覇気がなかったりしていたら、
周りに悪い影響を与えます。
頑張っている姿や
成長する姿や
難しい業務でも笑顔で楽しそうにやっている姿は
廻りに良い影響を与えます。
そんな仲間と仕事が出来たら
きっとお互いが良い影響を与え合い
一人一人が最大限の力を発揮でき
力を合わせて、幸せに、目標に向って進んでいけると思うんです。
「優秀な人」を否定している訳ではありません。
優秀でなお周りに良い影響を与える人だったら最高ですよね。
どんな人でも捉え方で「いい人」になれるはずです。
そこを引っ張り出すのが大人の役目だと思うのです。