お家を建てる前の儀式?
皆さんはお家を建てる際に行うお祭りを知っていますか?
今回は着工前に行う、
「地鎮祭」についてご紹介していきます!
まず地鎮祭とは何かといいますと、
その土地の神様に「これからこの土地に家を建てさせて頂きます」と
報告をする為のお祭りです。
その他、
その土地に生きている草花や虫たちにご挨拶をする、
これから工事をする上での安全祈願、
住まわれた際の繁栄を祈る等、
沢山の意味が込められています。
地鎮祭では祭壇に、
海のもの 魚や昆布。
山のもの 果物。
野のもの 野菜をお供えします
(その他、お米やお酒などもお供えします)。
祭りでは、土地の四隅を祓い清め、
米・塩・切麻を撒く「四方祓い」や
土地を耕して整地するという意味が込められている
「鍬入れの儀」等、10の項目を行います。
―10項目一覧―
①修祓(しゅばつ)
参列者・お供え物を祓い清める。
②降神(こうしん)
祭壇に立てた神様を招く場所に、その土地の神様を迎える儀式。
③献饌(けんせん)
神様に祭壇のお供え物を食べていただく儀式。
④祝詞奏上(のりとそうじょう)
建物を建てることを神様に告げ、工事の安全を祈る。
⑤四方祓(しほうはらい)
土地の四隅をお祓いをし、清める。
⑥地鎮(じちん)
鍬(くわ)や鋤(すき)を入れ、工事の無事を祈る。
⑦玉串奉奠(たまぐしほうてん)
工事が無事に完了する事を願って、その心を神様に捧げる儀式。
⑧撤饌(てっせん)
神様へのお供え物をお下げする。
⑨昇神(しょうしん)
神様が帰るための儀式。
⑩神職退下(しんしょくたいげ)
以上で地鎮祭はめでたく終了。
地鎮祭は人生で一度行うか行わないかの
家づくりの最初の行事なので、
ご家族様全員でご参加されることが多いです。
日本書紀にも記載されるほど、
昔から続くこのお祭りが令和の時代でも、
受け継がれているってなんだかすごいですよね!