COLUMN住まいのコラム

「リフォーム」VS「建て替え」

イエタッタ編集部
2018.01.19

 リフォーム、建て替えにはそれぞれいいところがあるので悩む人も多いことと思います。なので、どのような違いがあるのかを知っていきましょう。

 

 

〈費用〉

 基礎工事がない分、リフォームの方が大規模でも建て替えよりも安くなることが多いです。リフォームは工事内容によって費用が大きく変わります。設備交換や内装一新などの内容でならば、もちろん建て替えよりかなり安くできます。ですが、大幅な間取り変更や水まわりの移動、耐震補強・断熱工事まで含む大規模リフォームになってしまうと、工事内容や費用も建て替えとあまり変わらなくなってしまいます。、

 しかし、すべてやり直す建て替えと違って、リフォームでは既存の構造や基礎を活用できる場合が多いです。その分が工事費に反映されて、大規模リフォームでも1~3割程度は建て替えより安くなる場合が多いです。

 

〈プラン〉

 建て替えの方が自由度は高いですが、リフォームも大幅な間取り変更が可能です。ですが、リフォームで大幅に変更するときには耐震性が確保できる範囲にしましょう。その範囲であれば、仕切りを取ってしまって広いリビングなども実現できる。法規制に引っ掛からなければ増築も可能です。その逆に減築も。「ほとんど使っていない2階の掃除が大変だ」、そんな方もいらっしゃるでしょう。

 建て替えは敷地に対して建物の形や配置を自由に考えるところからスタートです。その分、自由に設計できます。しかし接道義務によって、元の家より面積が小さくせざるを得ない場合もあるので注意が必要です。

 

〈性能〉

 建て替えでもリフォームでも断熱性や耐震性は大幅に向上させることが出来ます。建て替えは現行の省エネルギー基準や建築基準法などに沿って行われます。これらは時代とともに基準が上がっているので、断熱性も耐震性も十分に確保されます。リフォームの場合は元の家が現行基準を満たしていない場合も…。しかし、現行の省エネルギー基準に沿って断熱工事を行って断熱性を向上させることもできる。また公的な基準で耐震診断を行い、適切な補強を行うことで耐震性を建築基準法の水準にもできる。工事は大掛かりなものになるので、間取り変更を含むなどの大規模リフォーム時に行うのが最適です。

 

〈工期〉

 建て替えの場合、今までの建物を解体してもう一度基礎からつくりあげます。基礎工事には約3~4週間かかります。しかし、リフォームの場合は基礎工事まで行うことはそれほど多くないです。また柱や梁などの構造部を多く残せることが多いので、その分工期も短くなります。なので、大規模リフォームだとしても建て替えよりは工期が1~2ヶ月程度、短くなる場合が多いです。ですが、増築や基礎を補強したいとなると、建て替えとあまり工期が変わらないこともあります。

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