COLUMN住まいのコラム

夢のマイホーム、コストを抑える効果的な方法

イエタッタ編集部
2019.12.06

憧れの夢のマイホームづくり。

要望をあれこれと無計画に詰め込んだ結果、見積書を受け取ってびっくり!ということはないでしょうか。

そんな方に、向けて予算オーバーにならないポイントをまとめてみます。

 

 

1.坪単価は比較にならない

住宅会社を坪単価で比較していますが、それはほぼ意味の無い行為です。

各社性能や仕様が異なるため、価格が異なって当然です。

全く同じであれば比較する意味はありますが、おそらくその機会は少ないでしょう。

例えば断熱性能が異なり、その分工事費の差があったとしても、住んでいる間の光熱費で差が発生します。

初期費用が高くても断熱性能が良い住まいに長く住めば、20年や30年で初期投資が回収できる計算になります。

つまり購入費用だけで坪単価比較しても意味が無く、価格比較による住宅会社選びは有効ではないことがわかります。

坪単価は希望の住宅会社で、どれぐらいの大きさまで作れるかの目安として考えるのが妥当です。

 

 

2.住宅設備機器を見直しても価格は落ちない

予算オーバーに陥った時、住宅の設備機器を見直すことをします。

住宅の設備機器とは、ユニットバス、システムキッチン、トイレ、洗面ドレッサーのことです。

これらはシリーズのグレードで価格が大きく異なります

グレードは各社メーカーHPで確認することができます。

当初からハイグレードな機器を選んでいれば、シリーズを変えることでコストダウンができます。

しかしシリーズを変えれば雰囲気、機能性がガラッと変わってしまう場合があるので、その決断は難しいはずです。

一方で当初から通常グレードを選んでいた場合、シリーズはそのままで水栓の形を変えたり、キッチン収納の形を変えたり、色のグレードを変えたりといった変更になります。

残念ながらその場合、大きなコストダウンは期待できません

どちらの場合も住宅の設備機器を見直してのコストダウンは、望ましい結果に至りません。

 

 

3.コストダウンは規模縮小に限る

マイホーム計画で効果的にコストダウンを図る唯一の方法が、規模縮小です。

つまり面積を小さくすることです。

それを示すのが下記のグラフです。

このグラフは注文住宅の新築工事で、各工事種類別に金額の割合を表しています。

(注:住宅会社や仕様により、割合が異なる場合がございます)

このグラフの赤い点線で囲んだ部分が、面積の影響を受ける工事です。

全体の54%が面積の影響を受けます。

一方で、さきほど説明した住宅設備機器は全体の10%(多くて15%程度)です。

全体に占める割合を考えたとき、面積を小さくするほうが効果的であるということがわかります。

また内装仕上げの変更も、大きなコストダウンを図ることは難しい場合がほとんどです。

面積を小さくするために、間取りの検討がとても大切になってきます。

間取りの考え方は、また次の機会に書かせていただきます。

 

 

最後にもう一度書きますが、コストダウンには面積を小さくするに限ります。

今日はこれだけ覚えてください。

 

 

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