COLUMN住まいのコラム

家づくりにかかるお金

イエタッタ編集部
2018.05.07

〈本体工事費〉

まず建築工事費としては、建物本体を建てるためにかかる本体工事費と、本体とは切り離して考えることが多い別途工事費があります。また、実際に生活を始めるまでには建築費用の他にもいろいろな諸費用が必要になり、これらを合計したものが総費用になります。

通常、家を建てるのに必要な内訳は、本体工事費が総費用の70~80%。別途工事費が15~20%。諸費用は5~10%ぐらいが目安となります。まず本体工事費の内訳ですが、これは、①仮設工事費 ②基礎工事 ③木工事 ④屋根工事 ⑤板金工事 ⑥左官工事 ⑦タイル工事 ⑧防水工事 ⑨建具工事 ⑩内装工事 ⑪塗装工事 ⑫給排水衛生設備工事 ⑬電気工事 ⑭ガス工事 ⑮換気設備工事 などで構成されますが、施工業者によってその内容、内訳は変わってきますので、見積もりの際には、内容の確認が必要です。

工事費の目安としてよく目にする表示金額や坪単価は、本体工事費を基準に考えられることが多いので、それだけに目を奪われると最終的に「費用が足りない」ことにもなりかねませんので注意してください。

 

 

〈別途工事費〉

次に別途工事費ですが、これも生活をするためには欠かせない工事です。①解体工事費(建替えなどの場合) ②屋外給排水・電気・ガス工事 ③照明・カーテン工事 ④空調・冷暖房工事 ⑤エクステリア・造園工事 ⑥基礎・地盤補強工事 などがあげられますが、これらも施工業者によってその内容、内訳は変わってきます。照明の中でもダウンライトなど、建物自体に取り付けられるものは通常本体工事として扱われます。

最近よく見かける太陽光発電システムや蓄熱暖房機、これから導入例が増えるであろうエネファームなどの省エネ設備も、もちろん別途工事。設備を購入する費用だけでなく、設置のための補強が必要な場合がありますので、採用を検討する方は、当初プランから工務店とよく相談しておくほうがいいでしょう。

設計費の取り扱いも業者によってさまざま。別費用として計上する場合もあれば、見積項目には上げず、建築工事費のなかの諸経費に含まれる場合もあります。

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