クロス選びのお手伝い　～ベースカラー～｜チューモク株式会社

さて、家づくりは『決めなくてはならないもの』『選ばなくてはならないもの』がたくさんあります。　
その中で、楽しくもあり 悩ましいのが、クロス選びです。
　
お部屋の雰囲気を大きく左右する壁紙・天井クロス。
分厚いカタログやSNSのお洒落な投稿・・・「何を選べば正解なのか？」迷子になっている方も多いのではないでしょうか。

今回は、シックにまとまりつつ お洒落に決まる、トレンドの【グレー】【ベージュ】【グレージュ】クロスのイメージの違い、選ぶ時のポイントをご紹介いたします。

【グレークロス】

真っ白のクロスよりも、床材や建具などとのコントラストが弱まるため、全体を落ち着いた空間にしてくれるグレークロス。グレイッシュなインテリアやコンクリート調のアクセントと合わせるのにぴったりなのは勿論、ライトな木目調と合わせたナチュラルモダンスタイルにもよく取り入れられています。
ほんのり薄暗さを感じるところが、ムーディーな空間を演出してくれます。

・やっぱり少し暗い…

日中は気にならなくても、夕方や天候の悪い時などは、白クロスに比べるとやはり暗く感じます。また、年齢を重ねていくと、視力や色覚は衰えていくので、生活するのにより高い照度が必要になってきます。長く住んでいく中で、だんだんと暗さが気になってくる可能性がありますので、『ご高齢の方と同居している場合』や『明るい部屋で過ごしたい』という方にはあまりおすすめできません。

しかし・・・寝室にはおすすめ！

明るさをあまり必要としない、落ち着いたリラックスできる部屋にしたいならワントーン落としたグレークロスがぴったり。間接照明や電球色のライトと合わせることでより心地の良い空間とります。

・グレーは多彩

グレークロスのお部屋はなんだか垢抜けたイメージがあって憧れますよね❗
しかし、グレーカラーの色幅はとても広いです。青みがかったグレーとグレージュのような暖色系のグレーでは仕上がりのイメージや相性の良いコーディネートも違ってくることがあります。グレーカラーは特に、商品やメーカーごとに色合いが異なっている場合が多いので、置き家具やインテリアを揃えていくときも色や素材の合わせ方には注意が必要です。

【ベージュクロス】

白より柔らかく、黄みがあることで温かい印象になるベージュクロス。「真っ白すぎる空間は苦手だけど あまり色の付いたクロスにもしたくない」という方も取り入れやすい、どんなインテリアスタイルにも馴染む世代を問わずにおすすめできる色です。

・真っ白すぎない、ベースクロスの定番

絶対に失敗しない、迷ったときにおすすめするのはやはり白のクロス。
しかし、建具や巾木、窓枠などに無地のホワイトを選んだつもりでも、メーカーによっては少し黄みがかっていたり、アイボリーのような色であったりすることがあります。ほんのりベージュの入ったクロスの方が、目立たせたくない収納の扉などを壁と同化させて存在感を薄めることができます。

・意外と白く感じてしまう

逆に、せっかくベージュのクロスを選んだつもりでも、実際の仕上がりではまわりの色と馴染むことで、ほとんど色味を感じない場合もあります。温かみのある色をしっかり感じる空間にしたいときは、少し濃いめのカラーを選ぶのがおすすめです。

【グレージュクロス】

色合いによってグレーにもベージュにも分類できる、グレーの仄暗さとベージュの温かさを兼ね備えたニュアンスカラーのクロス。アクセントクロスとしても挑戦しやすく、まとまりのある空間に仕上げられます。

・派手ではないのに、しっかり色付く

くすんだ色合いは、純粋なグレーやベージュよりも深みがあり、しっかりと色味を感じられます。それでいて派手過ぎないため、どんな部屋のアクセントに取り入れても失敗しにくく、お洒落に決まるカラーです。

・ベースクロスは上級者向け？

ベースクロスとして使えば土壁を思わせる仕上がりに。
ナチュラルモダンや和風インテリアと相性抜群で、同系色でまとめることで落ち着いた癒しの空間に仕上げることができます。
一方で、絶妙なトーンの違いで色が合わずに浮いてしまったり、艶感の強い素材は悪目立ちしたりすることも…。また、照明の色や当たり方、人によって感じ方がかなり異なるので、家具やインテリアを選ぶ時は、実際にクロスのサンプルを合わせてみるのがおすすめです。
お洒落で素敵なカラーですが、家族の中で好みのテイストが違う場合や、後から模様替えをするかもという方は、メインの空間は薄い発色のものを選んでおくのが安心ですね。

いかがでしたでしょうか。
まだまだ様々な色柄・機能のある壁紙クロスはたくさんありますが『気に入った色柄を選ぶのもよし』『家族や暮らし方に合った機能を選ぶのもよし』です。
お家を彩るクロス選び、理想の空間になるよう精一杯お手伝いいたしますので、ぜひお気軽にお声がけください。