COLUMN住まいのコラム

外気温からの影響を抑える大事な断熱材

イエタッタ編集部
2018.07.20

 

家を建てるにあたり、断熱性能が高い家にすれば快適な室温で過ごすことができ、冷暖房費の削減などコストの削減ができます。また、結露しづらい家にもすることができるのでカビやダニなどの発生も抑えられます。

今回は代表的な断熱材をいくつかご紹介します。それぞれに特徴があるので見てみましょう。

 

 

 

〈断熱材の種類〉

グラスウール

細いガラス繊維でできた断熱材です。住宅のあらゆる部位に使用することができ、柔軟性が高く木材の乾燥、収縮などにも対応できます。ガラス繊維と言うこともあり、シロアリといった虫害を防げ、火災にも強く有害ガスの発生も防ぐことができます。

劣化もしにくく、防音効果もあるためシアタールームを作られる方にはオススメです。

費用対効果が高いことから木材住宅に多く用いられ、長年使用されている断熱材です。

 

 

セルローズファイバー

古新聞、綿などを原料としたエコな断熱材です。

コストに関しては、施工に手間がかかることがあったりと、他と比較して高価な部類に入りますが、防虫・防火・防音に優れ、木質繊維のため湿気に対し強く、結露しにくくなっています。

 

 

ロックウール

玄武岩、鉄鋼スラグなどを高温で加工し繊維状にした断熱材です。

耐火性が高く、有害ガスが発生しない・吸音性が高いなどグラスウールと似た点が多くあります。

現在はアスベストの代替材として広く使用されています。

 

 

硬質ウレタンフォーム

発泡プラスチック系の中でも優れた断熱性を有する断熱材です。

見た目は、小さな泡の集合体ですが、この硬い泡の中に熱の伝えにくいガスが入っています。

比較的に高価な部類になりますが、耐久性が高く、また透湿に対し強いことから長く安心して使用できる断熱材だとされています。

 

 

ビーズ法ポリスチレンフォーム

ビーズ状のポリスチレンを発泡させ形成させたもので「EPS」とも呼ばれる断熱材です。

水、湿気に強く、軽くて緩衝性が優れており、皆さんもご存知の「発泡スチロール」と一般的には呼ばれています。

 

 

フェノールフォーム

名前の通りフェノール樹脂に発泡剤、硬化剤などを混ぜボード状にした断熱材になります。

不燃・準不燃材料に認定されているおり、防火性、難燃性に優れています。

また、火に当てても有害ガスがほとんど発生せず、物性が安定しているため劣化しにくいという特徴もあります。

 

 

断熱材は重要な働きをする欠かせない部分です。

環境、そして断熱材のメリット、デメリットを知って、自分たちの家にあった断熱材を選びましょう。

 

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